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2005年 11月 10日
ブルーシート
きょうの『信濃毎日新聞』に、ハザ掛けあるいはハゼ掛けされた稲が雨などで濡れないようにブルーシートを使用しているケースが多く、その青色が景観を著しく損なっているという意見があり、それを受けて松本市役所計画課が規制を検討したいとしているという記事が載っています。

ブルーシートというのは確かに目立っていて違和感があり、自分もハザ掛けの写真を撮る時はなるべくシートが掛けられていないものを探しています。

ブルーじゃなくて、例えば焦げ茶色あるいは薄茶色のシートだったらどうでしょう?
やはり、違和感があることには違いなさそうです。
透明なビニールを使用しているケースも見かけるのですが、被写体としてはやはり避けてしまいます。
透明ビニールであっても、美しい景観としては認めたくないという意識が働くわけです。

記事によると20年ほど前からハザや農業資材を覆うためにブルーシートなどが使われるようになったとかで、農業の長い歴史からすればごく最近のことです。
思い切った方向転換をするか、なにか別のいい方法を考えるか、まだ十分に間に合いそうです。

それにしても、この話は松本市が舞台で安曇野市ではないということが残念ですね。
安曇野市としても、田園の景観をどう守っていくのかを、松本市以上に具体的にかつ早急に対策をたてていかないと、時が経てば経つほど取り返しがつかない事態になるでしょうに。
田園風景こそが安曇野の最大の魅力であり観光資源なのですから。

合併前や市長選&市議選の時には、あれほど「安曇野の景観を守り・・・」なんて連呼していた人達は地位が確定した現在、何をしているんでしょうか?

ハザ掛け『安曇野の暮らし・20・「ハザ掛け」』
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by azumino_sky | 2005-11-10 22:42 | その他(↓タグ分類有り↓)
2005年 10月 07日
安曇野は「日本の原風景」?
10月1日に「安曇野市」が発足したわけですが、それにちなんだイベントや記事、あるいは市長選に立候補を予定している人の発言などを多く見かけるようになっています。

で、気になったことをひとつ。

一例として挙げると、10月7日付けの「信濃毎日新聞」折り込みの「週間まつもと」で"安曇野市を歩く"という特集が組まれているのですが、そのマップ(地図)のページに「・・・清らかな水に彩られた日本の原風景をたずねる・・・」という表現があります。
もちろん安曇野についてのことなのですが、この記事だけでなく、最近は「安曇野=日本の原風景」という表現の文章や発言録をよく目にします。

はたして、安曇野は「日本の原風景」なのでしょうか?

日本各地の農村、山村、漁村などはそれぞれの気候風土に応じて土地を活用し、多様な風景を生み出してきているわけです。
例えば海沿いの集落と雪国の山深い集落では景観が異なっていて当然なわけで、それぞれの地域にはその土地ならではの歴史と美しさがあります。
それを信州の一地域に過ぎない安曇野が「日本の原風景」として集約しているわけがないのです。

また、現在の安曇野は、"圃場"整備が終了して本来の土地の起伏を強引にねじ曲げて造った長方形の田畑が並んでいますし、用水路のほとんどはコンクリート護岸やU字溝です。
屋敷林が切り倒され、田畑が宅地になり、黄緑色やオレンジ、紫、ピンク!といった色の外壁をもつ家も増えてきています。
もちろん茅葺きの民家などは、安曇野に住んでいる自分たちでもどこに残っているのか教えて欲しいくらいです。

現在の安曇野では、「安曇野の原風景」を見つけることさえ難しくなってきているのです。

安曇野が「日本の原風景」などという表現は、他の農山村や漁村を見てまわったことのないような無知な人間が発する思い上がった言葉のようにしか思えませんね〜。

別の言い方をすると、「日本の原風景」を現在の安曇野レベルだと認識しているような人達が行政やマスコミにいるという事態は、非常に"お粗末"なように思います。

「日本の原風景」なら、先人たちの残した風景を守り続けている美しい場所が日本各地にまだまだたくさん残っています。
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by azumino_sky | 2005-10-07 15:46 | その他(↓タグ分類有り↓)